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pES club

 第9期第8回例会-step1大会

日時:2010.9.19

例会では,各自の臨床状況と,そこから立てたPECOを発表し,ディスカッションした.

参加者の立てたPECO:

PECO
医学部6年 P:拡張型心筋症による心不全が強く疑われる、心疾患既往歴なし、高血圧、脂質異常症、糖尿病なし、喫煙歴20本/日を10年間、EF13.8%、BNP:741.3pg/ml、腎機能異常なく、コルチゾール:32.2μg/dl アルドステロン586pg/ml の30代男性が
E:スピロノラクトンを使うことは
C:スピノロラクトンを使わないことに比べて
O:心不全は改善されるか
カテゴリー:治療
医学部5年 P:HCV(+)で全身状態良好、S8に19.6mmの腫瘤を認める、Child-Pugh:A(5)、PIVKAⅡ:39mAU/ml AFP:47ng/ml AST:35IU/l ALT:24IU/lの83歳女性が
E:TACE+PRFAを受けることは
C:PRFAのみを受けることに比べて
O:生存率を上げることができるか
カテゴリー:治療
医学部5年 P:クローン病と診断され、20mg/日でプレドニゾロンを服用中(2週間前から。以前は30mg/日)だが、40℃の発熱で入院となった、30歳女性が
E:レミケードを導入するのは
C:プレドニゾロンを増量するのに比べて
O:解熱するか
カテゴリー:治療
医学部5年 P:SLEの46歳女性が
E:APSを合併することは
C:APSを合併しないことと比べて
O:死亡率は上昇するか
カテゴリー:病因
医学部5年 P:86歳のALSのFA型患者が
E:リルゾールを服用するのと
C:リルゾールを服用しないのに比べて
O:病気の進行を遅らせることができるか
カテゴリー:治療
医学部4年 P:夜間のイライラ、不眠を訴えている80歳のアルツハイマー型認知症の男性が
E:抑肝散を服用するのは
C:服用しないのと比べて
O:イライラ、不眠を抑制できるか
カテゴリー:治療
医学部4年 P:EGFR陰性 72歳女性 肺癌(肺腺癌) stageⅢb PS1
E:ゲフィチニブによる化学療法を受けることは
C:シスプラチンによる化学療法を受けることに比べて
O:生存率を上げることができるか
カテゴリー:治療
歯学部6年 P:血圧145/92mmHg で特に全身疾患がない52歳の女性が
E:歯周炎を罹患していない場合と
C:歯周炎を罹患している場合と比べて
O:冠動脈石灰化のリスクは下がるか
カテゴリー:病因
歯学部5年 P:65歳の、全顎的に軽度な歯周病で上顎・下顎ともに右側臼歯部にプロービング時に出血が見られる4~5mm程度の歯周ポケットが存在し、下顎前歯部には1~2mmのアタッチメントロスが認められる、口腔清掃に対する意識が高く口腔清掃1日2回、歯間ブラシを併用していてPCRが30%程度の少し磨き残しが見られる、全身疾患のない男性が
E:電動歯ブラシを使って歯を磨くのは
C:手動で歯を磨くのと比べて
O:口腔内をより健康に保つことができるか
カテゴリー:予防
歯学部5年 P:上下義歯を新規に使う59歳女性が
E:義歯を装着することは
C:装着しないのに比べて
O:味覚に異常を生じるさせるか
カテゴリー:害
薬学部修士2年 P:脳梗塞、糖尿病の既往歴があり、血圧113/48 mmHg、HDL-C、LDL-Cが基準範囲内で、単純性網膜症を合併している70歳代、男性の透析患者が
E:HMG-CoA還元酵素阻害薬を服用することは
C:HMG-CoA還元酵素阻害薬を服用しないことと比べて
O:脳梗塞の発症率を低下させることができるか
カテゴリー:予防
薬学部修士2年 P:胃潰瘍の既往があり、関節リウマチ疑いのためセレコキシブ(100 mg, 2T, 1-0-1)を服用している、非小細胞肺癌治療中の60代男性が
E:セレコキシブを服用するのは
C:ジクロフェナクを服用するのと比べて
O:心血管障害の発症率や死亡率は増加するか
カテゴリー:害
薬学部修士2年 P:2型糖尿病の治療を受けている20代の男性が
E:HbA1cの値が6.5未満の状態を維持し続けるのは
C:HbA1cの値が6.5以上の状態を維持し続けるのと比べて
O:心疾患や末梢神経障害の発症が減少するか
カテゴリー:予防
薬学部5年 P:80代女性、Ht:149.0cm Wt:51.0kg BMI:22.97で慢性胃炎をもち、腰部脊柱管狭窄症の混合型で腰の痛みを訴え、PGE1製剤であるリマプロスト5μgを 3T分3で毎食後服用している患者さんが
E:さらにPG1製剤でアルプロタジル60×2=120μg/dを10日間divで受けるのは
C:受けないのに比べて
O:痛みを和らげられるか
カテゴリー:治療
薬学部5年 P:23才,既往歴(腹膜炎),飲酒(1ヶ月に1度程度),喫煙歴なしの富士山登頂(標高3776m)を目指す女性が
E:アセタゾラミドを予防的に内服することは
C:内服しないことに比べて
O:急性高山病の発症率が減少するか
カテゴリー:予防
薬学部5年 P:2年前に2度強直間代発作をおこし、てんかんの診断を受けデパケンR錠200mg(1日2錠、分2)を服用中だが服用開始後の発作はない、飲酒・喫煙習慣なし、併用薬なし、既往歴なしの25歳女性が
E:妊娠期間中にデパケンR錠200mgを服用することは
C:服用を中止することと比べ
O1:生まれてくる子供に悪影響を与えるのか
O2:生まれてくる子供に奇形が存在する可能性が増すのか
カテゴリー:害
看護学部4年 P:既往歴なし、喫煙歴なし,飲酒(外食時のみ),月経不順なし,妊娠・出産歴なし、月経不順なし,家族内に癌患者のない,看護大学生に通う,22歳の女性が
E:経口避妊薬(ピル)を妊娠・出産時以外で長期服用するのは
C:経口避妊薬(ピル)を服用しないのに比べ
O:卵巣がんの発生率を減少させるか
カテゴリー:予防
看護学部4年 P:母乳育児で子育てをしたい授乳中の女性が
E:緑膿菌感染に感染した時に抗生物質を服用することは
C:薬を服用しないことと比べて
O:その母親の母乳を飲んだ児になんらかの影響が及ぼされるか
カテゴリー:害
看護学部2年 P:親戚にパーキンソン病の人がいる、精神科に通っている40代女性が
E:抗精神病薬を増量して服用することは
C:抗精神病薬を増量しないで服用することと比べて
O:パーキンソン症状の出るリスクが高まるか
カテゴリー:害
今期は,全体的な傾向として,outcomeを決めるときに自分の興味のあるものにしたり,検索を先に行ってしまって検索がうまくいくようなものを選んでいた.
患者にとっての真のoutcomeが何かについて,つねに注意を払うように指導した.
また,介入の効果を問うようなPECOである場合に,outcomeが”疾患の予後”であるので,カテゴリーも”予後”としてしまう例が散見された.
”予後”のカテゴリーは,研究者が介入するのではなく,観察研究であるので,そのような場合は”治療・予防”のカテゴリーになる.




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